時代は巡り、2020年代後半の今、グローバルな音楽市場で空前のブームとなっているのが「昭和ポップス」や80年代サウンドの再評価だ。その波は当然、当時の音楽シーンを牽引した本作にも波及している。世界的な音楽ストリーミングサービスSpotifyでは、国内のレトロポッププレイリストにとどまらず、北米や欧州のリスナー層にも広くシェアされている。
言語の壁を超えて海外の音楽ファンを魅了しているのは、当時の日本のクリエイター陣が注ぎ込んだ妥協のないサウンドプロダクションだ。「80年代の日本のポップスには、これほど本格的なロックとシンフォニックが融合した楽曲があったのか」と、新しい世代からの称賛の声が絶えない。