池袋という街を舞台にした映像作品と聞いて、誰もが思い浮かべるのが伝説的ムーブメントを起こした『池袋ウエストゲートパーク』だろう。時代を超えて愛されるあの熱量とカオスを受け継ぎつつ、鬼才・宮藤官九郎が新たな物語を紡ぎ出そうとしているとの情報が飛び込んできた。
宮藤官九郎といえば、軽妙な会話劇の中に人間の哀歓を潜ませる稀代の劇作家だ。彼が今回テーマとして見据えているのが、街の包容力と残酷さを併せ持つ存在としての「母性」だという。かつてストリートの若者たちを描いた彼が、今度はどのようにして都市の深淵を描き出すのか。ファンの期待は高まるばかりだ。