チキン南蛮発祥の地である延岡市および宮崎市内では、2026年現在も両ルーツの店舗が熱気あふれる営業を続けています。現地調査と実食データから見えた現場のリアルな実態を整理します。
1. 延岡市「元祖 チキン南蛮 直ちゃん」の現在
延岡駅前の路地に佇む直ちゃんは、開店前から整理券を求める旅行者や地元客で行列を作ります。提供されるチキン南蛮は、黄金色の薄衣に包まれ、酸味の角が取れた秘伝の甘酢がじんわりと染み込んでいます。タルタルソースがない分、衣のサクッとした歯ざわりが残り、卓上のからしや柚子胡椒で味変しながら最後まで軽快に完食できます。「重たい揚げ物が苦手」という年配層や女性のリピーターが多い点も特徴です。
2. 宮崎市「味のおぐら 本店」の現在
宮崎市橘通の路地裏にある本店は、レトロな洋食レストランの佇まいを残す聖地です。皿を埋め尽くす大判のチキンむね肉の上には、溢れんばかりの特製タルタルソースが鎮座します。マヨネーズ特有のしつこさはなく、野菜の微細な食感と酸味が絶妙に調和しており、甘酢の染みた柔らかな肉質と一体化します。ボリューム満点で、ガッツリとした満足感を求める層から圧倒的な支持を集めています。