高千穂峰の天の逆鉾とは?龍馬伝説や呪術の元ネタ・現在の真実

高千穂峰の天の逆鉾とは?龍馬伝説や呪術の元ネタ・現在の真実

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多くの参拝者や登山者が疑問に抱くのが、「いま山頂に見えている天の逆鉾は本物なのか」という点です。結論から言うと、現在高千穂峰の山頂に立っている天の逆鉾はレプリカ(複製)です。

長年風雨に晒されてきた天の逆鉾ですが、決定的な破損に見舞われたのは1913年(大正2年)の霧島山御鉢の噴火活動、あるいはそれに伴う地盤の変動・落石とされています。噴火の衝撃によってオリジナルの柄の部分が折損してしまいました。

その後、荒廃を惜しんだ有志や地元の篤志家によって、大正時代後期に現在見られる青銅製のレプリカが鋳造・再建され、山頂の溶岩岩盤に改めて頑丈に固定されました。折れて回収されたオリジナルの破片や残刀の一部は、島津家ゆかりの保管先や関連機関の手によって厳重に保存されていると伝えられています。

比較項目山頂の現存物(レプリカ)オリジナル(本物の天の逆鉾)編集部の見解・評価設置場所高千穂峰 山頂(標高1,574m)非公開(社宝・関連施設保管)山頂のモニュメントは景観・象徴として維持材質・構造青銅鋳造(大正期再建)古式青銅・鉄混成(推定)レプリカも100年以上の風雪に耐えた歴史的遺物保存状態岩盤に鉄柵で保護・常時露出破片・基部のみ現存過酷な火山性環境のため柵内への立入は厳禁文化的価値霧島信仰・登山のシンボル国宝級の歴史的・考古学的遺物現地で拝む価値は現代でも非常に高い
山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。