騙し取られた資金の行き先もまた、深刻な社会問題として浮き彫りになった。被害男性から吸い上げられた数千万円規模の資金の多くは、特定のホストクラブ業界へとストレートに流れていたことが捜査で判明している。
売上至上主義のナイトワーク業界において、彼女は「大金を使う上客」として重宝され、過剰な売掛金(つけ代金)の支払いに追われる形でさらなる詐欺へと手を染めていった。個人間の詐欺被害が、結果として特定の夜の街の経済を潤すという歪んだ資金循環。この流出構造の全貌解明は、警察の捜査線上に重い課題を突きつけた。