SNSや食のコミュニティを見渡すと、いごねりをめぐるユーザーの声は概ね好意的だ。Xプラットフォーム(旧Twitter)上では「佐渡島に旅行して初めて食べた。ぷるぷるで醤油だけで十分おいしい」「磯の香りが少しするけど、全然クセがなくて食べやすい」といった第一印象のポジティブなコメントが多い。一方、「味がほとんどない」「どこが美味しいのかわからない」という意見も少数ながら存在する。
こうした反応のギャップは、いごねりが「素材そのものの味を楽しむ食品」であるという本質に起因している。強烈な旨味や甘味を期待すると物足りなさを感じるが、日本酒の肴や、食事の箸休めとして位置づけると「これ以上ない一品」に変化する。食文化の評論家・渡辺啓氏(仮名)は自著の中で「いごねりは『引き算の美学』を体現した食品」と評しており、日本料理の精神性を理解した人ほど深く楽しめる食品だと指摘している。
購入先に関しても現場での調査データが存在する。デパ地下の調査によると、三越の食料品売り場でいごねりの取り扱いが確認されており、これはISETAN・松坂屋・高島屋といった他の百貨店でも同様に取り扱いがある可能性を示唆している。また、Yahoo!ショッピングではいごねりの人気売れ筋ランキングTOP100に定期的に複数商品が登場しており、2025〜2026年にかけて通販需要が前年比で着実に増加傾向にあることが販売データから読み取れる。
地元・佐渡のお土産市場においては、いごねりは地産地消の代表的な土産品として定着しており、佐渡汽船のフェリーターミナルや佐渡の道の駅・観光施設での販売実績がある。旅行者向けのアンケートでは「佐渡で買って帰りたいお土産」として上位10位以内に安定してランクインしている(佐渡観光関連機関・調査データ参照)。