オレンジの切り方完全ガイド!果汁がこぼれず手が汚れないプロ直伝の技

オレンジの切り方完全ガイド!果汁がこぼれず手が汚れないプロ直伝の技

オレンジの切り方完全ガイド!果汁がこぼれず手が汚れないプロ直伝の技の全体像を詳しく解説してご紹介します。

家庭で最も重宝されているのが、いわゆる「オレンジのくし形切り(スマイルカット)」です。笑顔の口元のような弧を描くこの切り方は、見た目の美しさと作業の手軽さを兼ね備えています。しかし、普通に等分しただけでは、食べる際に両手で皮を引っ張り、指先が果汁まみれになったり、頬に皮が当たって口周りが汚れたりしがちです。これを完璧に防ぐのが「切れ込みスマイルカット」です。

手順は極めてシンプルです。まずオレンジを縦半分に切り、さらに縦半分に切って4等分、最終的に8等分のくし形にします。ここで終わらせず、果肉と白い内皮(アルベド)の境目に、両端から包丁の刃を2/3ほど滑り込ませて切り込みを入れます。中央のわずか1cm程度だけ皮と果肉が繋がった状態にしておくことで、食べる人は皮の両端を指で軽く外側に押し出すだけで、果肉がペロンと持ち上がり、手を果汁で濡らすことなく一口でスマートに味わえます。

もうひとつ、皮ごと手で剥く際に爪の間に黄色い色素や油分が入るのを防ぐ裏ワザとして、飲食現場で多用される「ロール剥き」があります。オレンジの上下(ヘタ側とお尻側)を果肉が見える程度に薄く切り落とし、安定した平らな台を作ります。まな板の上に立てた状態で、側面の皮の厚みに合わせて縦に1本浅い切り込みを入れ、そこから皮と果肉の間に親指の腹、またはデザートスプーンを差し込んで果実に沿わせるように回すと、果汁を一滴も漏らさずに外皮が帯状にツルンと外れます。手肌の弱い方やネイルアートをしている方にとって、極めて有用な技術です。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。