かつては地元住民の祈りの場であり、知る人ぞ知る絶景スポットだった神磯の鳥居。しかし、ここ数年のスマートフォンの普及とインバウンド(訪日外国人)の急増により、状況は一変しました。特に週末の夜明け前には、カメラや三脚を手にした人々で海岸線が埋め尽くされます。
地元のボランティアガイドは「美しい景色を求めて来てくれるのは嬉しいが、立ち入り禁止の岩場に登る人や、近隣の商業施設に無断駐車するケースが後を絶たない」と肩を落とします。神聖な場所であるはずの境内周辺で、観光公害(オーバーツーリズム)が顕在化しているのが現状です。