「他の大規模な都市型クラフトフェアとは、お客さんの熱量が違いますね」。そう話すのは、京都から初出展したガラス作家の男性だ。ただモノを買って去るのではなく、「どうやって作ったのか」「なぜこの色にしたのか」という質問が次々と飛んでくるという。
一宮市はもともと繊維の街として栄え、モノづくりに対する敬意が土壌として根付いている。買い手側にも「良いものを見極め、長く使う」というリテラシーがあるのだ。この作り手と使い手の幸福な関係性が、出展者のモチベーションを刺激し、リピーターを増やし続ける好循環を生んでいる。