2020年代半ばを過ぎ、70代を迎えてもなお、ブリジット・マクロン夫人の放つ輝きは衰えを見せません。むしろその引き締まったプロポーションと、常識にとらわれないアグレッシブなファッションスタイルは、世界のモード界から熱い視線を集めています。
彼女のワードローブの核を担うのは、フランスを代表するメゾン「ルイ・ヴィトン」のアーティスティック・ディレクター、ニコラ・ジェスキエールが手がけるクリエーションです。膝上丈の構築的なAラインドレス、細身のスキニーレザーパンツ、ダブルブレストのシャープなテーラードジャケット、そして足元には10センチを超えるスティレットヒール。これらは従来の「高齢女性が身につけるべきとされる控えめな装い」への痛快な挑戦です。
「年齢相応の服を着なさい」という暗黙の社会的抑圧を軽やかに跳ね除け、自らの肉体を律し、似合う服を堂々と着こなす姿勢。それは単なる若作りではなく、過酷な政治の世界で戦う夫の隣で、自立した一人の現代女性として誇り高く立つための「戦闘服」とも言えます。現在見せるそのエレガントな美貌は、徹底した自己管理と内面から湧き出る知性によって裏打ちされているのです。