近年の治安情勢を語る上で欠かせないのが、「半グレ」と呼ばれる新興集団の存在です。ピラミッド型の強固な階層構造と親分子分の盃(さかずき)関係を持つ暴力団に対し、半グレはリーダー層が明確でなく、SNSなどを通じて離合集散を繰り返す匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)として活動します。
暴対法の適用をすり抜ける形で台頭した半グレですが、現在では政府の指針により「反社会的勢力」の定義が「暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団または個人」と包括的に再編されました。従来の暴力団だけでなく、半グレ、フロント企業、共生者までが広く排除の対象となっています。