綾野剛の役作りにおける最大の特長は、キャラクターの内面だけでなく「肉体の質感」そのものを変容させる点にあります。過去の代表作を振り返ると、その体重増減の幅の広さに驚かされます。
映画『新宿スワン』で主人公・白鳥龍彦を演じた際は、激しいアクションに耐えうる肉体を作るため、体重を70kg超まで増量。ベンチプレスや懸垂などのウエイトトレーニングを徹底的にやり込み、胸板の厚みと腕周りのたくましさを強調したタフな肉体美を作り上げました。
一方で、世界的な大ヒットを記録した配信ドラマ『地面師たち』では、スマートかつ影を背負った交渉役として、洗練されたシャープな体型を披露。無駄な肉感を一切排除し、スーツのシルエットが完璧に際立つ65kg前後の引き締まった体型へと見事にアジャストしています。
作品ごとの主な推定体重推移を比較すると以下のようになります。
・『新宿スワン』期(増量・バルクアップ):約72kg
・『怒り』期(繊細な青年役・絞り込み):約60kg〜62kg
・『亜人』『アバランチ』期(アクション仕様・細マッチョ):約66kg〜67kg
・『地面師たち』期(洗練されたシャープ体型):約65kg前後