死神レムという特異なキャラクターは、声優や俳優陣の卓越した演技力によってさらに深みを増しました。各メディアでのキャスティングは、レムの持つ中性的な威厳と情愛を際立たせる見事な布陣となっています。
テレビアニメ版においてデスノート レム 声優を務めたのは、実力派声優の斉藤貴美子さんです。低く落ち着いたハスキーボイスでありながら、海砂に対する語りかけには微かな慈愛を滲ませる絶妙なバランスを披露し、アニメファンから高い評価を獲得しました。また、少女時代の回想シーンなど一部の演出では恒松あゆみさんが声を担当したことも知られています。
一方、興行的な社会現象を巻き起こした藤原竜也さん・松山ケンイチさん主演の実写映画版『DEATH NOTE the Last name』では、映画デスノート レム ピーターとして名高い池畑慎之介(ピーター)さんがレムの声を担当しました。池畑さんの持つ唯一無二の中性的かつ妖艶な声質、CGで描かれた白く細身のレムのビジュアルが見事に合致し、原作以上の凄みと哀愁を漂わせる怪演として日本アカデミー賞級のインパクトを観客に焼き付けました。
さらに世界規模で上演されたミュージカル版『DEATH NOTE』では、日本屈指のミュージカル女優である濱田めぐみさんや、韓国ミュージカル界の至宝パク・ヘナさんがレム役を好演。海砂を想い歌い上げる重厚なソロナンバーは、観客の涙を誘うハイライトとして語り継がれています。