冬眠しないクマ「穴持たず」の正体とは?暖冬が招く脅威と最新の対策

冬眠しないクマ「穴持たず」の正体とは?暖冬が招く脅威と最新の対策

冬眠しないクマ「穴持たず」の正体とは?暖冬が招く脅威と最新の対策について専門的な視点から解説いたします。最新の情報をチェックしてください。

日本の山林に生息するツキノワグマやヒグマは、本来であれば11月下旬から12月中旬頃にかけて冬眠に入ります。厳しい冬を越えて穴から出てくるのは雪解けが進む翌年4月から5月上旬頃であり、一般的な熊の冬眠期間はおよそ4〜5か月間に及びます。

クマの冬眠は、カエルやコウモリのような体温が外気温近くまで下がる完全な仮死状態(深冬眠)とは異なります。体温を数度下げる程度に保ち、心拍数や呼吸数を落としてエネルギー消費を極限まで抑える「冬期睡眠」と呼ばれる状態です。そのため、外部からの強い物音や刺激があれば即座に目を覚まし、穴から飛び出して反撃できる身軽さを残しています。

この長期にわたる絶食期間を乗り切るためには、秋の間に大量の木の実などを食べて体脂肪を極限まで蓄積しなければなりません。十分な栄養を蓄えられなかった個体は、体温維持ができずに命を落とすか、眠ること自体を諦めてエサを求め歩き続ける過酷な選択を迫られます。

佐藤 大輔
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佐藤 大輔

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