「折り紙などどれも同じ紙だ」という認識は、実は最も陥りやすい誤解の一つです。折り紙の難易度や仕上がりの美しさは、使用する用紙の坪量(紙の厚み)と繊維の方向(紙目)に大きく左右されます。
一般的な100円ショップで大量販売されている折り紙(50〜100枚入り)は、コストを抑えるために薄手のパルプ紙が使用されているケースが多く、吸湿性によって角が丸まりやすい傾向があります。これらは平面的な動物やちぎり絵には適していますが、立体的な箱や何度も折り直す複雑な作品には耐久性が足りず、折り目が裂けてしまう原因になります。
一方、文具メーカーが製造する教育用専用紙やタント紙は、適度なコシとしなやかさを備えており、ハサミを使わずに折り重ねても紙割れが起きません。特に初心者が立体作品に挑戦する場合、15cm角で坪量60〜70g/㎡程度のしっかりした紙を選ぶだけで、成功率が劇的に跳ね上がります。