1996年6月24日に放送された第11話(最終回)「神様のくれた結末」。物語は、ピアニストとしての将来に悩み続けていた瀬名秀樹と、結婚式当日に花婿に逃げられ失意のどん底にいた葉山南という、同居生活を通じて心を通わせてきた不器用な2人の未来を鮮烈に描き切りました。
最終回のクライマックスは、瀬名が出場したコンクールの本選です。プレッシャーから本来の演奏を見失いかけていた瀬名ですが、会場に息を切らして駆けつけた南の姿を客席に見つけた瞬間、表情が一変します。瀬名は南へ微笑みかけると、心を解放するかのように自らの情熱をピアノにぶつけました。このコンクールで見事優勝を果たした瀬名は、世界への切符を手に入れます。
そして物語は、多くの視聴者が固唾をのんで見守った瀬名秀樹と葉山南の結末へと向かいます。瀬名はボストンへの留学を決意し、南に対して「一緒にボストンへ行こう」と告げます。一時は自分の年齢や境遇を理由にためらいを見せた南でしたが、瀬名のまっすぐな想いを受け止め、同行を決意。ラストシーンでは、ボストンの街中をウェディングドレス姿の南とタキシード姿の瀬名が手をつなぎ、式の時間に遅れそうになりながら全力疾走するアイコニックな場面で幕を閉じました。二人の「長い休暇(ロングバケーション)」が終わり、新たな人生のスタートを切る完璧な大団円でした。