長年ヴァナ・ディールを観察してきた専門ライターの視点から見ても、ここ数年のからくり士を取り巻く環境変化は目を見張るものがあります。かつては「オートマトンの被ダメージカット装備」を極限まで積み、ひたすら盾役として耐え忍ばせる戦術が主流でした。しかし、現在のソロ戦闘において求められるのは、防御と火力の完全なハイブリッド運用です。
その背景には、2大エンドコンテンツ「オデシー」と「ソーティ」がもたらした防具群の存在があります。オデシーで手に入るニャメ装束は、全身を揃えてオーグメント「Type:B」を付与することで、本体の被ダメージカットを容易に50%キャップへ到達させつつ、極めて高いストアTPと全属性魔防を確保します。さらに、ソーティを通じて強化可能となったエンピリアン装束+3(カラゴズ装束)は、本体のみならずオートマトンの基本スペックを桁違いに底上げする性能を秘めています。
取材に応じた古参プレイヤーの一人は、「マスターレベルが40を超えた現在、マスターとマトンの双方が高い命中と攻撃力を維持できるようになった。盾マトンに敵を固定させながら本体も背後からフルパワーで連携に参加する、いわゆる『2人PT状態』を一人で完結できるのが、からくり士がソロ最強と称される最大の根拠だ」と語ります。単なる耐久戦から、圧倒的な殲滅スピードを伴う能動的な戦闘へとパラダイムシフトが起きています。