イカ一夜干しの焼き方決定版!固くならずふっくら仕上がるプロの極意

イカ一夜干しの焼き方決定版!固くならずふっくら仕上がるプロの極意

イカ一夜干しの焼き方決定版!固くならずふっくら仕上がるプロの極意の見逃せないポイントを徹底的にカバーしました。

網やフライパンに乗せた瞬間、端から無残に丸まってしまい、熱が当たる部分だけが焦げて中心は生焼け――そんな失敗を防ぐには、焼く前の包丁使いが勝負を分けます。

イカの表皮と筋肉は収縮率が大きく異なります。加熱されると皮側の層が急速に縮むため、皮を内側にして丸まろうとする物理的な張力が発生します。これを打破する手段が、以下の3ステップです。

第一に、胴体の両端(エンペラ側と裾側)に対して、約1センチから1.5センチ間隔で深さ5ミリほどの切り込みを入れます。いわゆる「のれん状」の切れ目を入れることで、外周の張力が分散され、熱を加えても反り返らなくなります。さらに、胴体の表面へ斜め格子状に浅い隠し包丁を入れておくと、火の通りが劇的に早くなり、過加熱によるパサつきを未然に回避できます。

第二に見落とせないのが解凍の工程です。冷凍便で届いた一夜干しを凍ったまま強火にかけると、表面だけが焦げて中心部から大量のドリップ(旨味を含んだ水分)が流出し、仕上がりがパサつく原因になります。半日ほど前に冷蔵庫へ移す低温解凍、もしくは気密袋に入れた状態で氷水に浸ける「氷水解凍」を行うと、組織細胞を破壊せず、みずみずしい質感を維持したまま調理に移れます。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。