事件が公になったのは2010年7月12日のことでした。警視庁保安課は、自身の公式ブログ上にわいせつな画像を掲載したとして、東京都新宿区在住の俳優・声優、いまむらのりお(本名・今村清憲)容疑者をわいせつ図画公然陳列の疑いで逮捕しました。
当時の捜査関係者および全国紙の報道によると、いまむら氏は約10年間にわたり全身へタトゥー(刺青)を施しており、その彫り進めた経過をファンや知人に公開する目的でブログにアップロードしていました。しかし、その中にモザイク処理などの適切な遮蔽措置がなされていない下半身(性器周辺)の露出写真が含まれていたことが、警察のサイバーパトロールによって確認されたのです。
取り調べに対し、いまむら氏は「タトゥーの美しさを多くの人に見てもらいたかった」と供述し、容疑を全面的に認めました。営利目的での配信や悪質な脅迫などではなかったものの、不特定多数のユーザーが閲覧可能な公開ウェブサイト上での無修正画像掲載は、刑法第175条が禁じる明確な違法行為であり、社会的な責任を厳しく問われる結果となりました。