二人の出会いは1990年代初頭、共通の知人を介した食事会がきっかけでした。出会った当初、敦子さんは近藤真彦に対して「テレビの中の派手なトップアイドル」という程度の印象しか抱いていませんでしたが、近藤の裏表のない人柄と少年のような純粋さに惹かれていったと伝えられています。
そして二人の絆を決定的に強固なものにしたのが、1987年に発生した「近藤真彦の母・美恵子さんの遺骨盗難事件」の深い心の傷でした。日本レコード大賞の開催直前に起きたこの痛ましい事件は、遺骨が戻らないまま未解決となり、近藤の心に癒えないトラウマを残し続けていました。
芸能界の孤独と母を失った深い喪失感を抱えていた近藤を、誰よりも理解し、深い受容の姿勢で精神的に支え続けたのが敦子さんでした。外見の華やかさに惑わされず、一人の人間としての弱さを受け止めた彼女の存在は、近藤にとって唯一無二の安息地となったのです。交際期間を経て、二人は1994年6月にゴールインを果たしました。