親世代にとって最大の関心事は「我が子の晴れ姿を武道館の客席から直接見守ることができるのか」という一点に尽きます。大学当局が直面しているのは、日本武道館の物理的収容キャパシティ(実質有効席数約1万席弱)と、卒業生総数(約8,000名)のバランス問題です。
大学の公式発表資料や近年の運営実績を精査すると、卒業生本人の着席が最優先されており、保護者の武道館アリーナおよびスタンド席への入場は「卒業生1名につき事前登録制の保護者1名のみ」あるいは「館内入場は学生のみに限定し、保護者は別会場またはオンライン視聴」という厳格な入場制限レギュレーションが敷かれています。
「せっかく上京したのに中に入れなかった」という落胆の声を防ぐため、大学側は公式のYouTubeライブ生中継を実施しています。特設チャンネルによるマルチカメラ配信は画質・音質ともに極めて高く、式辞や送辞・答辞、交響楽団による校歌演奏までリアルタイムで鮮明に中継されます。スマートフォンやタブレットさえあれば、遠方の実家やホテルの一室、あるいは市ヶ谷キャンパス内のサテライト中継会場からも臨場感たっぷりに式典を体感できます。