本作は日本国内の単館上映で異例のロングランヒットを記録しただけでなく、海外の映画祭や批評家筋からも熱狂的な賛辞を受けました。
世界的な巨匠映画監督であるマイケル・ムーアは、本作を「史上最高のドキュメンタリー」と絶賛し、自身の作風に多大な影響を与えたことを公言しています。また、海外の大手レビューサイト(Rotten TomatoesやLetterboxd等)でも常に90%前後の極めて高いスコアを維持しており、「国家のプロパガンダに対する個人の最も純粋で過激な反逆」「モキュメンタリー(疑似ドキュメンタリー)が束になっても敵わない現実の怪物性」といったレビューが多数寄せられています。
奥崎謙三の言動は狂気そのものに見えながらも、彼が発する「理不尽に死んでいった無名の兵士たちの尊厳を取り戻す」という論理は恐ろしいほど一貫しています。この強烈な二面性と、真実を追う過程で生じる倫理的ジレンマが、言語や文化の壁を越えて世界中の映画ファンを惹きつけてやみません。