近年の外食トレンドを語る上で欠かせないのが、大手チェーン各社の進化です。かつての「安かろう悪かろう」というイメージは完全に払拭され、各社が明確なターゲット層に向けた独自戦略を打ち出しています。
ファミリー層や食べ盛りの学生から絶大な支持を集め続ける焼肉きんぐに代表されるテーブルオーダーバイキング形式は、タッチパネル注文と配膳ロボットの定着によってオペレーションが一段と洗練されました。サイドメニューのクオリティや期間限定フェアの完成度も高く、定額で気兼ねなく楽しめる安心感は圧倒的です。
一方、ワンランク上の肉質を求める層には、物語コーポレーションやワン・カルビ系列のプレミアム業態、あるいは牛角が展開するハイエンドプランが選択肢として浮上します。さらに、日常使いとして圧倒的なシェアを握るのが「焼肉ライク」を筆頭とするファスト焼肉業態です。「短時間でサクッと定食スタイルで味わう」という新たな食文化を創出し、日常の外食シーンを大きく塗り替えています。