実務現場のアンケートやSNS・Q&Aサイトの相談事例を分析すると、「数式を正しく入力したのに郵便番号が取得できない」「エラー値が表示される」というトラブルの大多数は、関数の構文ミスではなく元データの不整合に起因しています。
特に多いのが、以下の3大要因です。
第一に、「番地や建物名が同一セルに混在しているケース」です。APIの検索エンジンは、町域名までの照合を前提に設計されていることが多く、「〇〇市〇〇町1-2-3 △△マンション501号室」といった詳細情報まで一度に渡すと、完全一致する地名が見つからずエラー(#VALUE! や空白)を返します。
第二に、「全角英数字・漢数字・異体字のゆらぎ」です。「丁目」を「-」で表記していたり、旧字体の「茨」「竈」「﨑」などが混在していると、API側のデータベースと照合できなくなります。
第三に、「Mac版ExcelやOffice Onlineでの関数非対応」です。WEBSERVICE関数およびFILTERXML関数はWindows版デスクトップアプリ専用の機能であるため、Mac環境やブラウザ版で実行すると#NAME?エラーが発生します。現場でトラブルに直面した際は、まず作業環境と入力データのクレンジング状態を確認することが不可欠です。