東大入学後、堀江氏は駒場キャンパスでの教養学部時代を経て、本郷キャンパスでの専門課程において法学部ではなく文学部宗教学・宗教史学専攻(宗教学専攻)を選択します。
法学部に進む学生が多い文科一類からのこの進路選択は、一見すると異色のキャリアに見えます。しかし堀江氏自身は、人間の心理構造や歴史を動かしてきた根本的なシステムとしての「宗教」に純粋な知的好奇心を抱いていました。「なぜ人間は目に見えない概念を信じ、集団を形成するのか」という問いは、社会や人間の行動原理を解明する上で極めて魅力的な学問領域だったのです。
大学時代の堀江氏は、授業に出席するだけでなく、競馬やアルバイト、旅行など多彩な活動に没頭。既存の枠組みにとらわれない旺盛な行動力で、東京という大都会の空気を貪欲に吸収していきました。その中で出会ったのが、当時まだ黎明期にあったインターネットの世界でした。