SPEEDのメンバーに死亡説が浮上した背景には、主に3つの要因が複雑に絡み合っています。決してメンバー本人の身に不幸があったわけではなく、過去のニュースやメディアの露出変化がネット上で歪められて拡散した結果です。
最大の要因として挙げられるのが、2014年に起きた上原多香子の元夫でヒップホップグループ「ET-KING」のメンバー・TENN(本名:森脇隆宏)さんの自死です。当時、日本中に大きな衝撃を与えたこの訃報はワイドショーや週刊誌で連日大々的に報道されました。その際、見出しに「SPEED上原多香子の夫」と大きくグループ名が冠されたため、記憶が曖昧になった一部のネットユーザーの間で「SPEEDのメンバーに関わる悲劇」から「メンバー本人が亡くなったのではないか」という誤った情報へとすり替わっていきました。
2つ目の要因は、リーダーを務めていた新垣仁絵の芸能界完全引退です。新垣は2013年の結婚を機に所属事務所との契約を満了し、事実上表舞台から完全に姿を消しました。SNSでの発信もほぼ行われていないため、「消息不明」「姿を見かけない」という状況が、ネット上の悪質な憶測を呼ぶ土壌となってしまいました。
さらに近年、YouTubeやまとめサイトで再生回数を稼ぐために過激な釣り見出し(サムネイルに「死亡」「悲劇」などの文言を意図的に配する手口)が横行したことも、デマが拡散し続けた大きな要因です。