前橋市街地から車を走らせること約30分、赤城山の裾野を走る国道353号沿いに現れる巨大なオランダ型風車(主塔高22m・風車直径約20m)は、地域のシンボルとして親しまれています。この施設がファミリー層から圧倒的な支持を集める最大の要因は、入場料・駐車料金が完全無料という極めて高いアクセシビリティにあります。
一般的なテーマパークや動物園では、家族4人で訪れると入場料だけで5,000円から1万円以上の出費になることも珍しくありません。しかし、ぐりーんふらわー牧場・大胡では、ゲートや改札を設けない開放型の道の駅スタイルを採用しており、維持管理費を物産販売や公営予算で賄うことで、誰でも気軽に立ち寄れる公共空間を実現しています。
園内の「わんぱく広場」に鎮座する長大なローラーすべり台は、山の斜面を巧みに利用した設計で、子どもたちにスリルと爽快感を提供します。さらにアスレチック遊具やブランコ、ターザンロープなども完備されており、未就学児から小学生高学年まで体格に応じた遊び場が確保されています。
牧場エリアでは、ポニーや羊、ヤギ、乳牛が飼育されており、柵越しに動物たちの息づかいを間近で感じられます。現地で販売されているエサ(1カップ100円〜200円程度)を購入すれば、手渡しでのエサやり体験も可能。派手な演出こそありませんが、土と緑の匂いに包まれながら生き物と触れ合う体験は、都市部では味わえない情操教育の場としても高く評価されています。