Q1:ホウセンカの実験で、食紅の色は赤以外(青や緑)でも観察できますか?
A1:観察可能です。ただし、青色や緑色の染色液は植物自体の葉緑素(緑色)と同化しやすく、葉脈に到達した際のコントラストが見えにくくなります。赤色や赤紫色の染色液が最も視認性に優れており、道管の染まり具合を肉眼や低倍率ルーペでも鮮明に識別できるため推奨されます。
Q2:植物が根から吸い上げた水のうち、光合成に使われる割合はどれくらいですか?
A2:吸い上げられた水のうち、光合成などの化学反応や植物体自体の維持に使われるのはわずか1〜2%程度に過ぎません。残りの98%以上の水は蒸散によって水蒸気として大気中に放出されます。蒸散は水を引っ張り上げる原動力となるだけでなく、気化熱によって植物体全体の温度上昇を防ぐ重要な体温調節の役割も果たしています。
Q3:水切り(水の中で茎を切ること)をするのはなぜですか?
A3:空気中で茎を切断すると、強い陰圧がかかっている道管の中に空気が引き込まれ、道管の先端に「気泡」が詰まってしまいます。この気泡が栓(塞栓)となって水分子の鎖を断ち切ってしまい、それ以降水を吸い上げられなくなるからです。水中で切断することで空気が入るのを防ぎ、水柱の連続性を保ったままスムーズに吸水させることができます。