作中で阿笠博士が運転している愛車のモデル実車は、ドイツの自動車メーカーであるフォルクスワーゲン社が誇る歴史的傑作「フォルクスワーゲン・ビートル(Type 1)」です。1938年の誕生から2003年の生産終了に至るまで、世界累計生産台数2,150万台以上を記録した世界的大ベストセラーカーとして知られています。
阿笠博士の車は、後部に空冷水平対向4気筒エンジンを搭載した「RR(リアエンジン・リアドライブ)」駆動方式を採用しているクラシックモデルです。独特の丸みを帯びたフェンダーと円形ヘッドライト、愛嬌のあるボンネットデザインが特徴で、「カブトムシ(ビートル)」の愛称で世界中のファンから親しまれ続けています。
発明家として先進的なメカニックを開発する阿笠博士が、あえて最新の電気自動車やハイテクカーではなく、機械構造が剥き出しのアナログなビートル・タイプ1を愛用している点について、制作関係者の証言や原作者・青山剛昌氏のインタビューなどでは「博士のレトロで温かみのある人柄を象徴するアイテム」として選定された経緯が明かされています。