内視鏡的大腸ポリープ切除術(ポリペクトミーやEMR)を受けた場合、食事への配慮は一般的な検査単独の場合よりも遥かに厳格でなければならない。切除部分は人工的な潰瘍となっており、血流が集中しているため、腸管の内圧上昇や物理的刺激が後出血の引き金になり得る。
術後最初の食事では、まず水分補給から始め、問題がなければ具のないコンソメスープや重湯、白粥といった流動食寄りのメニューを選ぶのが鉄則だ。翌日以降も、白米のおかゆ、柔らかく煮込んだうどん、豆腐、白身魚の煮付けなど、噛まなくても崩れる程度の柔らかさを基準に選定していく。決して「少しだけなら大丈夫」と油断して揚げ物やスパイシーな料理に手を出してはならない。