甘利明の現在は?落選後の役職や半導体への影響力・政界復帰を徹底追跡

甘利明の現在は?落選後の役職や半導体への影響力・政界復帰を徹底追跡

甘利明の現在は?落選後の役職や半導体への影響力・政界復帰を徹底追跡についての真相をご紹介します。

甘利明氏の政治家としての足跡は、日本の産業政策と政局の歴史そのものです。父・甘利正氏(元衆院議員)の秘書を経て政界入りし、1983年に初当選。通商産業政務次官、労働大臣を経て、第1次安倍内閣で経済産業大臣に抜擢されました。

第2次安倍内閣では内閣府特命担当大臣(経済財政政策)として、日本の看板政策であったアベノミクスの舵取りやTPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉の首席閣僚を務め、国際舞台で高い交渉力を発揮しました。安倍晋三元首相、麻生太郎副総裁とともに「3A」と呼ばれ、長期政権の屋台骨を支えたのは周知の事実です。

一方で、政治生命を揺るがす危機にも見舞われました。2016年に浮上したUR(都市再生機構)を巡る金銭授受疑惑では、秘書の疑惑の責任を取る形で閣僚を辞任。後に不起訴処分となったものの、クリーンなイメージに深い傷を残しました。

さらに2021年秋、岸田文雄政権発足に伴い自民党幹事長に就任したものの、直後の衆院選で小選挙区(神奈川13区)で敗北。比例復活は果たしたものの、「現職幹事長が小選挙区で敗れる」という異例の事態を受け、就任からわずか35日で辞任に追い込まれました。この一連の出来事が、政治家・甘利明のキャリアにおける決定的な分岐点となったと言えます。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。