相撲の廻しに隠された驚愕の真実!素材の差と門外不出の締め技

相撲の廻しに隠された驚愕の真実!素材の差と門外不出の締め技

相撲の廻しに隠された驚愕の真実!素材の差と門外不出の締め技の見逃せないポイントをわかりやすく整理しました。

「廻しの硬さひとつで、取り口がまるで変わる」――これは土俵を去った多くの親方が口を揃える事実だ。素材の織り方や使い込み度合いによって生じる摩擦係数の差は、まわしを取って攻める四つ相撲の力士にとって死活問題となる。

歴代最多勝を誇る元横綱・白鵬翔は、現役時代、廻しのコンディションに異常なまでのこだわりを見せていた。締め込みに適度な湿り気と柔軟性を保たせることで、自身の素早い前褌(まえみつ)への差し手を可能にし、相手には強固なグリップを与えない絶妙なバランスを維持していたとされる。一方、怪力で知られる横綱・照ノ富士春雄は、極めて硬く締め上げた廻しで知られる。相手の指先を容易に割り込ませず、万が一掴まれても自身の体幹のブレを極限まで抑え込むためだ。柔らかい廻しは動きやすさを生むが相手にも引かれやすく、硬い廻しは守りを固めるが自身の可動域を狭めるリスクを孕む。勝率を左右するこのギリギリの駆け引きは、力士たちの肉体と職人の技術が生み出す見えない攻防戦だ。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。