2000年代初頭、室賀厚監督が手がけたハードボイルドアクションの傑作『GUN CRAZY』シリーズへの出演は、小島可奈子の評価を決定づけるものとなった。重厚な銃火器を構え、火薬の煙が立ち込めるなかで挑んだハードなガンアクション。スタント任せにしないリアルな身体表現は、アクション映画ファンの度肝を抜いた。
当時、独自の活況を呈していたVシネマの現場でも、彼女は妥協のない演技を披露し続けた。凄惨な裏社会のドラマから痛快なバイオレンス作品まで、与えられた役柄の陰影を巧みに演じ分ける柔軟性。観る者の感情を揺さぶるスクリーンでの存在感は、単なるビジュアルの美しさを遥かに超えた生々しい説得力を帯びていた。