近年の朝ドラにおいて、作品の成否を握っているのは実は主演以外の脇を固めるキャスト陣だ。半年間という長丁場の放送期間中、視聴者が飽きることなく物語に入り込み続けるためには、物語の土台を支える「生活感」と「圧倒的なリアリティ」が欠かせない。
両親役や祖父母役、地域の顔役といったキーパーソンには、小劇場界で腕を磨いた実力派や、映画界で実績を積み重ねた名バイプレイヤーが惜しみなく配備される。彼らが発する一言ひとことの重みや、ちょっとした仕草のリアリティが、若手キャストの新鮮な演技と噛み合うことで、単なるアイドルドラマにとどまらない深い人間ドラマが完成するのだ。