『ちびまる子ちゃん』の日常劇において、姉妹喧嘩は屈指の人気テーマです。さくらももこ作品の真骨頂ともいえる、誰もが一度は経験したことのある「くだらなくて熱い争い」が見事に描かれています。
代表的なエピソードが、ひとつの部屋を共有する中で勃発した「部屋の境界線事件」です。互いの持ち物やパーソナルスペースを巡って対立し、部屋の真ん中にチョークやテープで境界線を引き、「ここから入ったら罰金」と冷戦状態に突入する展開は、多くの視聴者の笑いを誘いました。
他にも、冷蔵庫に残された1個のプリンを巡る熾烈な頭脳戦、まる子にお気に入りの文房具を勝手に使われて大激怒する事件など、枚挙にいとまがありません。理屈で責め立てるお姉ちゃんと、泣き落としや屁理屈で対抗するまる子の応酬は、実の姉妹だからこそ生まれるリアルなテンポ感に満ちています。