物質の「体積(mlまたはcc)」と「重さ(g)」の関係は、物質ごとの比重(物質の密度と水の密度の比)によって決まります。基準となる純水は、水温4℃の状態で「1ml=1g(比重1.0)」と定義されているため、100mlの水は正確に100gとなります。
一方で、日常生活で頻繁に使う他の液体は水と同じ比重ではありません。例えば、100mlの牛乳は何グラムかというと約103g(比重約1.03)になり、乳脂肪分や無脂乳固形分が含まれているぶん水よりわずかに重くなります。逆に、100mlの油は何グラムかを測定すると約92g(比重約0.92)にとどまり、水よりも軽くなります。水に油を注ぐと油が水面に浮くのは、この比重の差による物理現象です。
体積(ml)から重量(g)を算出する比重・密度の計算方法は極めてシンプルです。
【換算計算式】
重さ(g)= 体積(ml)× 比重(密度 g/cm³)
体積(ml)= 重さ(g)÷ 比重(密度 g/cm³)
この基礎知識を押さえておくだけで、計量スプーンやカップがない場面でもデジタルスケール1台で正確な分量を量り取ることが可能になります。