キロ単位で大量にワラビを収穫・入手した際に推奨されるのが、昔ながらのワラビの塩漬け方法とワラビの乾燥保存です。
塩漬けの成否を分けるのは「2度漬け」と「塩分濃度」です。生ワラビに対して20〜30%の粗塩を用意します。まず1度目の漬け込み(下漬け)で重石をして余分な水分(アク混じりの水)を数日間でしっかり出し切ります。その後、一度水気を切ってから新しい粗塩をたっぷりまぶして本漬けを行います。冷暗所で保管すれば1年以上の常温保管が可能となり、食べる際はたっぷりの水で半日から一晩かけて塩抜きを行います。
一方、乾燥保存は、アク抜きしたワラビを晴天の続く日に天日干しにする手法です。水分が完全に抜けるまで干し上げることで、乾物として湿気を避けて常温保存が可能です。水と重曹少々を加えたぬるま湯でじっくり戻すと、生の時とはひと味違う奥深いコクと強いコシが生まれ、ぜんまいのような濃厚な味わいの煮物に仕上がります。