2人の運命が交錯したのは、2008年に撮影が開始された崔洋一監督のアクション大作映画『カムイ外伝』(2009年公開)の現場でした。主演を務めた松山ケンイチと、ヒロイン・スガル役を演じた小雪は、過酷なアクション稽古や度重なる怪我という極限状態の中で時間を共有することになります。
撮影現場で小雪のストレートな人間性とプロフェッショナリズムに触れた松山ケンイチは、瞬く間に心を奪われました。当時のインタビューや特番で松山ケンイチ自身が明かしている通り、共演開始直後から食事に誘うなど積極的なアプローチを開始。しかし、当時すでに国際派女優としての地位を確立していた小雪にとって、8歳年下の松山ケンイチはまだ頼りない存在に映ったようです。
告白を受けた小雪が放った「あなたみたいなペラペラしたひよっこに何ができるの?」「自分に見合う男になってから来なさい」という言葉は、芸能史に残る強烈なエピソードとして広く知られています。しかし、松山ケンイチはこの痛烈な拒絶に怯むことなく、「自分にとって彼女はどうしても必要な存在だ」と確信し、愚直なまでに一途なアプローチを継続。小雪の手料理を食べる機会などを通じて徐々に距離を縮め、約1年以上の熱烈な求愛の末に交際へと発展しました。