猫カビの主たる病原体は、白癬菌の一種であるマイクロスポラム・カニス(Microsporum canis:イヌ小胞子菌)と呼ばれる真菌です。カビの一種であるこの菌は、動物の皮膚の角質や被毛のケラチンを栄養源として増殖します。
猫カビは代表的な人獣共通感染症(ズーノーシス)であり、主な感染経路は以下の3パターンです。
- 直接接触:感染している猫を撫でる、抱っこする、添い寝するなどの直接的な触れ合い。
- 環境感染:猫から抜け落ちた胞子付きの被毛やフケが絨毯・ソファ・寝具に付着し、それを人間が触る間接接触。
- ブラシ・タオルの共用:手入れ用品を介した接触。
特に抵抗力の弱い子猫や保護されたばかりの猫、高齢猫で発症しやすく、人間側も免疫力が低下しているときや肌に微細な傷があるときに感染リスクが一気に跳ね上がります。