東武スカイツリーライン新越谷駅とJR武蔵野線南越谷駅の乗り換えにおいて、多くの利用者が錯覚しがちなのが「改札間の所要時間」と「ホーム間の所要時間」の決定的な乖離です。現地での実測調査を行った結果、新越谷駅改札口から南越谷駅への連絡通路を抜ける改札間歩行距離は約80メートル、歩数にして成人平均約110〜130歩に過ぎません。平坦な連絡通路を通常速度で歩いた場合、改札から改札への移動自体は1分30秒前後で完了します。
しかし、列車を降りてから次の列車のホームへ到達するまでの東武伊勢崎線と武蔵野線の乗換時間目安としては、日中で最低3分〜4分、朝夕のラッシュ時には5分〜7分のバッファを確保しなければ乗り遅れる危険が生じます。新越谷駅は3階が高架ホーム(複々線)、2階が改札フロア。一方のJR南越谷駅は1階が改札口、2階が相対式高架ホームという垂直移動構造になっているためです。階段やエスカレーターの昇降移動が加わることで、平面距離以上の時間を要します。
乗り換えアプリなどで案内される「標準乗り換え時間:3分」は、階段に近い号車から降り、足早に移動した場合の限界値です。足腰に不安のある方や荷物の多い旅行者は、最低でも6〜7分の乗り換え猶予を見込んでおくのが鉄則となります。