坂口杏里さんの実父である田山恒彦氏は、かつてバブル経済の絶頂期に不動産開発会社「本州開発」などの役員を務めていた人物です。甘いマスクと卓越した営業手腕を持ち、芸能界や実業界に幅広い人脈を築いていました。
坂口良子さんとの出会いは1980年代半ば、知人の紹介がきっかけでした。1986年に2人は結婚を発表し、当時トップ女優だった良子さんと実業家の華やかなゴールインはメディアでも大きく祝福されました。結婚後、長男と長女(杏里さん)に恵まれ、一見すると誰もが羨むセレブリティな家庭そのものでした。
しかし、1990年代初頭のバブル崩壊とともに歯車は急速に狂い始めます。田山氏の手がけていた不動産事業は暗転し、会社は事実上の倒産に追い込まれました。この事業破綻が、坂口家に想像を絶する試練をもたらすことになります。