受験生や保護者から最も多く寄せられる誤解の一つが、「昭和大学薬学部」と「昭和薬科大学」の混同です。ネット上の掲示板やSNSでも「昭和薬科大学は昭和大学の薬学部が独立した組織なのか?」といった書き込みが後を絶ちません。しかし、結論から言えば昭和薬科大学と昭和大学には資本・法人・キャンパスのいずれにおいても一切の系列関係がありません。
昭和大学は、東京都品川区旗の台に本部を置く医・歯・薬・保健医療の4学部を擁する「総合医療大学」です。1年次に富士吉田キャンパスでの全寮制共同生活を導入するなど、チーム医療の早期教育を前面に押し出しています。これに対して昭和薬科大学は、1930年設立の「昭和女子薬学専門学校」を起源とする伝統ある薬学単科大学です。
歴史の長さから言えば、薬学専門の高等教育機関として独自の地位を築いてきた昭和薬科大学の方が古く、長年培われた製薬業界や病院薬剤部との太い人脈を強みとしています。総合大学特有の他学部交流を重視するなら昭和大学、6年間を緑豊かで落ち着いた薬学特化の環境でストイックに学びたいなら昭和薬科大学という明確な違いが存在します。