ペット葬儀業界は現在も許認可制ではなく届出制または民間の自由競争下にある地域が多く、法整備の隙間を突いたトラブルが一部で報告されています。国民生活センターなどへ寄せられる相談事案を分析すると、契約時の確認不足につけ込む手口が目立ちます。
典型的な事例が、「基本料金1万円〜」と謳いながら現地で骨上げ代や特殊火葬料として十数万円を請求される追加請求トラブルです。また、移動火葬車において「骨が大きすぎてこのままでは炉に入らない」「別料金を払わなければ灰しか残らない」と遺族の動揺を煽る手口も確認されています。こうしたペット火葬のトラブル対策として、以下の3点は徹底しなければなりません。
- 契約前の総額確定:追加料金が発生する条件(骨壺代・時間外料金・体重区分)の全項目を書面または電子メールで確約させる。
- 拾骨(お骨上げ)の可否確認:個別火葬と謳いながら実際は他犬と同時に焼かれ、戻ってきた遺骨が誰のものか分からないという最悪の事態を防ぐため、「立会拾骨」が可能か確認する。
- ネット上の即日・格安ランキング広告への過信を捨てる:紹介マージン目当ての比較サイトの順位ではなく、寺院併設型や地元で長年営業実績を持つ実在施設の直接レビューを優先する。
「早く火葬しなければ腐敗してしまう」という焦りこそが悪質業者の格好の標的となります。ドライアイスで適切に保冷を行えば2日〜3日間は自宅で穏やかに安置できるため、最低2社から電話で見積もりを取り、誠実さを比較する冷静さを保つことが家族を守る防衛線となります。