足の甲の疲労骨折は歩ける?レントゲンに写らない真相と全治期間

足の甲の疲労骨折は歩ける?レントゲンに写らない真相と全治期間

足の甲の疲労骨折は歩ける?レントゲンに写らない真相と全治期間についての真相をお届けします。

Q1:足の甲を押すとピンポイントで激痛が走ります。疲労骨折の可能性は高いですか?
A1:極めて高いと言わざるを得ません。骨膜に走る神経は非常に敏感であり、疲労骨折初期の最も顕著な特徴が「限局性圧痛(局所のピンポイント激痛)」です。筋肉痛であれば筋肉全体が重だるく痛み、腱鞘炎であれば関節を動かした際に広範囲が痛みます。特定の一点だけが鋭利に痛む場合は、骨の微小損傷を強く疑い、走るのを直ちに中止して整形外科を受診してください。

Q2:湿布を貼り、テーピングでガチガチに固定すれば練習を続けても大丈夫ですか?
A2:絶対に避けてください。テーピングや湿布は荷重負荷を完全にゼロにするものではありません。痛みを麻痺させて練習を継続すると、骨梁の破壊が骨全体に波及し、骨が完全に折れてズレてしまう「転位骨折」に至ります。そうなれば手術固定や半年以上の長期離脱が確定します。初期の2〜3週間を勇気を持って休養に充てることが、最速で競技に復帰するための鉄則です。

Q3:整形外科のレントゲンで「骨に異常なし」と言われましたが、痛みが消えません。
A3:発症から2〜3週間以内の単純X線写真には、疲労骨折の陰影が写らないことが臨床上極めて一般的です。痛みが1週間以上続いている、あるいは悪化している場合は、スポーツ整形外科や足の外科を標榜するクリニックを再訪し、「疲労骨折の疑いを含めてMRI検査または超音波検査を受けたい」と明確に医師へ申し出てください。

Q4:患部を休めている間、完全に運動を休止しなければ体力が落ちてしまいます。代替練習はありますか?
A4:足部に衝撃(インパクト)が加わらないトレーニングであれば積極的に行うべきです。患部の骨に体重がかからないプールでの水泳(キック動作に注意)や、ペダルを土踏まずではなく踵寄りで踏むエアロバイク(医師の許可を得た上での低負荷スピン)、上半身の体幹トレーニングやウエイトトレーニングは心肺機能と筋力の維持に極めて有効です。患部外の機能を高めておくことで、復帰後のパフォーマンス回復が驚くほどスムーズになります。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。