プロの美容師がカットに入る際、何よりも時間をかけるのが「ブロッキング(髪を小分けにブロッキングすること)」です。ここを省いて前髪を切るのは、設計図なしで家を建てるようなもの。仕上がりの美しさは事前の土台作りで決まります。
まず用意したいのが道具です。仕上がりを左右するため、以下のアイテムを揃えておくのが理想です。
- セルフカット用カットバサミ:刃先が細く、細かい調整ができる散髪専用のもの
- すきバサミ(セニングシザー):カット率15〜20%程度の低スキ率タイプが最適
- ダッカール(ヘアクリップ):毛束をしっかりホールドできる強めのもの2〜3本
- コーム(くし):目の細かいリングコーム
準備が整ったら、美容師直伝ブロッキング手順に入ります。前髪を左右の黒目の外側を結ぶ三角形のエリアで設定し、さらにそれを「上段」と「下段」の2段に上下で水平に分け取ります。上段の毛束をダッカールで頭頂部へ持ち上げて留め、まずは下段のベースからハサミを入れていくのが鉄則です。