光の進む速度が有限であるため、宇宙を見上げる行為は「過去の姿を見る」ことと同義です。夜空の天体は地球からどれほど離れているのか、光の到達時間を整理してみましょう。
私たちが普段浴びている日光は、今から約8分20秒前に太陽を出発した光です。太陽と地球は約1億5000万km離れており、光の足でも8分強かかります。さらに遠くの天体に目を向けると、次のような距離関係になっています。
【主な天体までの距離と光の到達時間】
- 月:約38万km(光の到達時間:約1.3秒)
- 太陽:約1億5000万km(光の到達時間:約8分20秒)
- 太陽系外で最も近い恒星(プロキシマ・ケンタウリ):約4.24光年
- 天の川銀河の中心部:約2万6000光年
- 天の川銀河の直径:約10万光年
- お隣の銀河(アンドロメダ銀河):約250万光年
- 観測可能な宇宙の地平線:半径約465億光年(直径約930億光年)
肉眼でも観察できるアンドロメダ銀河の光は、地球上に初期の人類が登場した250万年前の輝きです。宇宙の広大さと時間の深さを測るうえで、光年という単位は欠かせない役割を果たしています。