加藤里保菜のこれまでの歩みは、固定観念にとらわれず果敢に挑戦を続けてきた「挑戦の軌跡」そのものです。茨城県出身の彼女は、透明感あふれるルックスと明るいキャラクターで頭角を現し、芸能界の階段を駆け上がっていきました。
大きな転機となったのは、TBS系の長寿情報バラエティ番組『ランク王国』の11代目MCへの抜擢でした。歴代MCが名だたるタレント揃いである中、加藤里保菜は独自の軽妙な語り口と愛嬌で視聴者を魅了し、番組の顔として全国的な知名度を獲得します。番組卒業後は安易にバラエティタレントの道に固執せず、演技の世界へと大きく舵を切りました。
舞台『美少女戦士セーラームーン』の水野亜美(セーラーマーキュリー)役をはじめ、『けものフレンズ』や『アサルトリリィ』といった人気2.5次元作品に相次いで出演。観客の眼前で芝居を届ける過酷な舞台空間で発声や身体表現を徹底的に磨き上げました。
その努力が結実したのが、ブシロードによる大型プロジェクト『D4DJ』への参加です。本格的なロックサウンドを掲げるユニット「燐舞曲(ロンド)」のフロントマンとして抜擢され、重厚な世界観と魂を揺さぶる歌唱を披露。ネット上では「加藤里保菜 D4DJ 青柳葵」という関連語句で検索されることも珍しくありませんが、これは同じユニットのメンバーである三宅葵依(CV:つむぎ)の存在やキャラクター名との混同によるもので、加藤里保菜が演じているのはユニットの象徴であるボーカル「青柳 椿(あおやぎ つばき)」です。憂いを帯びた繊細な心情と爆発的なロックボーカルを見事に両立させ、声優界でも唯一無二のポジションを確立しました。