猫の目の色の種類は、虹彩(こうさい)に含まれる色素の濃淡によってグラデーションのように連続しています。一般的に認識されている主要なカラーは以下の6系統です。
最もメラニン色素が少ない状態から順に、光の物理的散乱によって生まれる青、そして色素量が増えるにつれて緑から濃い褐色へと移り変わります。
1. ブルー(サファイアブルー / アクア)
虹彩にメラニン色素がほとんど存在しない状態です。色素がないにもかかわらず青く見えるのは、空が青く見えるのと同じ「レイリー散乱」と呼ばれる光の物理現象によるものです。シャムやラグドールなどの特定品種に多く見られます。
2. グリーン(エメラルド / ジェード)
わずかなメラニン色素を持ち、散乱した青い光と薄い黄色い色素が混ざり合うことで鮮やかな緑色に見えます。ロシア原産のロシアンブルーをはじめ、洋猫の血を引く個体に多く確認されます。
3. ヘーゼル(黄緑と褐色のグラデーション)
猫の目の色ヘーゼルは、緑色から薄い茶色やゴールドへと移り変わる中間色です。瞳の中心部と外側でグラデーションを描くことが多く、光の当たり方によって印象が大きく変わる奥深さを持っています。
4. イエロー / ゴールド
メラニン色素が比較的多く沈着した、明るく輝くレモンイエローから黄金色の瞳です。野生種であるリビアヤマネコにも近い色合いで、多くの猫種で安定して見られます。
5. アンバー(琥珀色)
猫の目の色アンバーは、イエローよりもさらに深みのある濃い黄色やオレンジに近い琥珀色を指します。温かみのある輝きが特徴で、日本猫(和猫)のキジトラや茶トラなどにも頻繁に見受けられます。
6. カッパー(銅色 / ダークブラウン)
猫の目の色カッパーは、メラニン色素の量が最も多いタイプです。赤みを帯びた濃い銅色から焦げ茶色に見え、エキゾチックショートヘアやブリティッシュショートヘアなどの重厚な毛並みを持つ品種によく馴染みます。