腕をひねると肘が痛む?上橈尺関節のズレと可動域制限を徹底解剖についての最新情報をお届けします。
肘周辺の痛みや可動制限は、好発年齢や痛みの発現シチュエーションによって病態が大きく分かれる。医療機関で誤診されやすい主要な肘関節トラブルを客観的指標に基づいて整理した。
項目詳細・数値データ一般的な基準・好発条件編集部の見解・評価上橈尺関節機能不全回旋時痛、回内・回外角度の15〜30度低下、橈骨頭部の局所圧痛20〜50代、PC作業従事者、テニス・ゴルフ愛好家構造破壊ではなくアライメント異常。徒手療法とリハビリで劇的な改善が見込める。肘内障(小児の亜脱臼)橈骨頭が輪状靭帯から不全脱臼、腕を完全に動かせなくなる急性機能停止1〜5歳児に集中(小児救急外来の上肢外傷の約20〜30%)親が手を引っ張った際に多発。徒手整復で即時寛解するが、骨格未熟期の再発に留意。上橈尺関節 変形性関節症関節裂隙の狭小化、骨棘形成、末期では回内・回外が45度以下に半減50代以降、重労働歴・外傷後遺症の既往者進行性の器質的変形。不可逆的な摩耗を防ぐため早期の除圧と保存療法が必須。上腕骨外側上顆炎(テニス肘)手首背屈時の外側上顆付着部痛、Thomsenテスト陽性(誘発率85%以上)40代以降の女性やラケットスポーツ愛好者短橈側手根伸筋腱の変性。上橈尺関節の障害と高頻度で併発・誤認される。