食後血糖値の基準値は?健診「異常なし」に潜む落とし穴と数値の真実

食後血糖値の基準値は?健診「異常なし」に潜む落とし穴と数値の真実

食後血糖値の基準値は?健診「異常なし」に潜む落とし穴と数値の真実の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

血糖の異常は、ある日突然「糖尿病」という完成形として現れるわけではありません。正常域から徐々にグラデーションのように悪化していく段階が存在します。ご自身の現在地を把握するために、日本糖尿病学会および各種専門医療機関のデータを整理した判定基準表を確認してみましょう。

項目・検査指標正常域(安全圏)境界型(予備群)糖尿病型(要治療)空腹時血糖値110mg/dL未満
(100未満が理想)110〜125mg/dL126mg/dL以上食後2時間値(75gOGTT)140mg/dL未満140〜199mg/dL200mg/dL以上随時血糖値(日常の食後)140mg/dL未満140〜199mg/dL200mg/dL以上ヘモグロビンA1c(NGSP値)5.6%未満5.6〜6.4%6.5%以上血管へのダメージ評価生理的範囲(維持)動脈硬化の進行開始微小血管障害・合併症リスク増大

医学的に極めて重要な領域が、食後2時間値が140〜199mg/dLに位置する「境界型糖尿病」の詳細まとめです。このグループは「糖尿病一歩手前の予備群」と呼ばれますが、決して無害な待機状態ではありません。食後2時間で140mg/dLを超えるようなら、たとえ空腹時が正常でも血管への負担は確実に増えていると警鐘を鳴らす専門医の指摘通り、動脈硬化の進行速度はすでに糖尿病患者と同レベルに達していることが大規模な疫学調査で判明しています。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。